ブログ最初を飾る景勝地の紹介は「箱島」です。
箱島は、旧202号線を加布里~二丈へ向かう途中にあり、昔は粋な料亭があったと祖父から聞いています。 今は休日に釣り人がちらほらですが、島の周りは砂地で浅く、先端の岩場より波止場側でアジ子が釣れるようです。
島の中央には箱島神社があり、3つの神様が祭られており、「塞坐三柱大神」は村を守る神様、「西宮大明神」は大漁の神様、「愛染明王」は恋愛と美貌の神様といわれています。 また、頂上にある祠の中に「火吹き竹」が奉納されており、”この竹で耳を吹けば耳の病が治癒する”とも伝えられています。
箱島へ渡るには、上の写真のようなコンクリートの橋がありますが、満潮時でなければ砂浜を歩いて渡れます。 左の写真は、その橋の下から南西(二丈)方面に広がる砂浜ですが、ここも知る人ぞ知る綺麗な砂浜で、毎年、荻浦地区の夏祭りで曳かれる子供神輿を清める神事の「御潮井取り」にも使われています。
箱島の周りには、透明度の高い砂浜や岩場があり、地元の家族連れが潮遊びにきたり、地元の方が海藻を取りに来たりしています。 今では天然記念物で「生きた化石」と呼ばれるカブトガニ(滅危惧I類に指定)が昔はたくさんいて、幼少の頃、味噌汁に入れて食べたことがありますが、とにかく泥臭かったのを覚えています^^!
写真撮影:2016年3月21日